ドライスーツスペシャリティ Dry-sute Speciality


2日コース 1日目:am 講義 pm プールor海洋 2日目:am ボート pm ボート

1日目 午前中 講義

A.ドライスーツの種類と説明(フォームドタイプ、シェルタイプ).

B.特長とメンテナンス時の注意点.

C.バルブの構造と仕組みと操作法.

D.ウエイトコントロールとスクイズ(アルキメデスの原理とパスカルの原理).

E.個々のウェイト設定法と何故プラス3kgが必要か!

F.ドライスーツ内部の空気の移動のさせ方.

G.流れ、うねりの中での移動の仕方.

H.ネックシール、リストシールの有り方.

I.バルブのメンテナンス法とスーツのやぶれ等の修理法.

J.頚動脈圧迫による色々な障害と回避法.

K.オーバーワーク(運動による重度疲労)によって起きる障害と回避法.

M.呼吸、スクイズによって起こる障害と冷えから来る障害とトラブル.


1日目 午後 プール又は海洋(ビーチ).

  1. ドライスーツの着方.
  2. インレットボタン、アウトレットボタンの操作法.
  3. ドライスーツを着たままプールの中に入り、スクイズ体験.
  4. 水平、垂直ポジションを作りバランス感覚をつかむ練習.
  5. 左右への回転とバランス.
  6. 垂直ポジションを作る事で起きる頚動脈圧迫の解除法を把握.
  7. ウエイト設定 ウェストウエイトとアンクルウエイト.
  8. ダイビングギアの装着 ドライスーツへ中圧ホースを接続しエアを通してみる.
  9. エントリー後、水面を移動して浮力を体感しバランスをつかむ練習.
  10. BCジャケット着用の場合はBCを何時どの様に効率良く使うかの練習.
  11. 水深1.2mの所で潜降、中性浮力の為のトリミングの練習.
  12. BCを使わず、ドライスーツのバルブ操作によるトリミングの練習.
  13. 水深1.2mをキープして平行移動の練習 慣れたら水平の状態で水深を変える練習.
  14. 垂直ポジションでの停止訓練と潜降浮上の繰り返し練習(頚動脈圧迫に注意して).
  15. 水平と垂直のホバリング訓練及び移行の訓練.
  16. 逆立ちの練習及び逆立ち浮上の練習並びに正ポジションへの移行訓練.
  17. 自習.
  18. 離水訓練(フィンを取って及び履いたまま).
  19. ドライスーツの脱ぎ方と干し方及びアフターメンテナンス.

1日目の修了


2日目 午前 海洋(ボート)

  1. ギアセッティング、ウエイトベルト、アンクルウエイトの準備.
  2. インレット、アウトレットバルブスイッチ及びネックシール、リストシールの点検.
  3. ドライスーツの着用.
  4. エントリー後、水面移動及び潜降(流れが無ければアンカーラインに頼らずに潜降).
  5. 着底後、垂直と水平のホバリング訓練及び垂直⇒水平、水平⇒垂直への移行訓練.
  6. 垂直、水平ポジションにての上下移動訓練(バルブ操作にてフィンキックはしない).
  7. 逆立ち及び逆立ち浮上の練習.
  8. 水平、垂直、逆立ちの併用し、上下移動の練習.
  9. 残ったエアで簡単なファンダイブ.
  10. 浮上開始.(流れが無ければアンカーラインに頼らず浮上).
  11. 5m又は3mにて減圧停止を想定して水平、垂直ホバリングの練習.
  12. 浮上後、水面移動. エキジット(フィンを履いたまま).
  13. ドライスーツの脱ぎ方と干し方及びメンテナンス.

2日目 午後 海洋(ボート)

 ファンダイブ

  午前中に行ったことを思い出して.

  BCを水面でどの様に使用するかを把握.

  頚動脈圧迫を注意し、解除する.

  ウェストウエイトの適正と注意点並びにアンクルウエイトの使い方の把握.

  

ドライスーツスペシャル修了

                        指導 日本海中技術振興会 常任理事 國次 秀紀