伊豆山・熱海・伊豆半島・伊豆国の謎を追う!

いず、いつの語彙変化関連→伊豆、伊津、壱対(いつ)、厳、斎、一、伊津毛、伊豆毛、厳毛、出雲で浮かび上がる言葉と地域と祭神?

ここでは伊豆(イズ)/厳(イツ)/出(イズ)/伊都(イツ)/一(イツ)/イズ/イヅと使われる語彙を追ってみた。

伊豆山対馬一宮海神[わだつみ]神社の伊豆山、静岡県熱海市伊豆山(山全域と神社)
対馬の一番高い山は船乗り達の山たての山として崇められ、更に麓に淡水の湖水が有る事で海神の奉斎の場所として祀られている。山全体を伊豆山と言う。 斎山→厳山→伊豆山、厳原→伊豆ヶ原と見ると・・・!?

「厳神之宮」出雲の熊野大社/出雲大社
厳神之宮→伊豆神之宮→出(伊都)神之宮→伊津/壱対(厳/斎)神之宮と随分と当て字が出来る!?
元熊野大社や元出雲大社とも言われる。

撞賢木厳之御魂天疎向津媛命[つきさかきいつのみたまあまさかるむかつひめのみこと]瀬織津姫、天照大神荒御魂

瀬織津姫は色々と名前を変えて現れていて、謎の多い神でもあり、埋没神の禊祓いの伊豆能売と似た所が有るが、瀬織津姫は水神、瀧神、河神、桜神、幡織巫女神、龍神とも見られる事で熊野神、白山神と見られる事も有る。伊豆山神社の伊豆神社系では東北地方に多く、遠野早池峰山に祀られている。

『記紀』に於いては天照大神を女神とするが、『秀真伝』では天照大神を男性神とし、瀬織津姫をイザナギ、イザナミの皇子である天照大神の正妃とし、撞賢木厳之御魂天疎向津媛命(ムカツ姫)は瀬織津姫のことだとしている。両記載本の話は極端に相違点があるが、天照大神が『廣田神社』に自分の荒魂を祀れと命じたと日本書紀は記しており、それによれば向津(ムカツ)姫とは天照大神の荒魂としての名前であり、瀬織津姫と見られている。

伊勢皇大神宮では荒祭宮に一座として祀られている神が居るが、未だに誰なのかは不明である。ただし、内宮には天照大神を祀り、相殿神として天手力男神と万幡豊秋津姫命を祀っている。天手力男の神は天岩戸を開けたとされる力持ちの神様。では、万幡豊秋津姫命は何を意味して相殿に祀られて居るのか疑問が残る。

撞賢木厳之御魂天疎向津媛命津木(岐)賢木伊都(伊豆)之御魂天疎向津媛命?
ここで津木と現したのは古来より津木や津守は壱岐・対馬を現したもので、特に対馬を意識したものである。
この津木に関して熱海市沖の初島の鎮守神社の祭神は初木姫と言われ、古くは伊豆山神社(伊豆神社・走湯神社)の末社とされるが、祭神の正式名称は津木華香初木比売とされ、津木の文字を冠している。

伊都之尾羽張(いつのおはばり) =天之尾羽張神(あめのおはばりのかみ)
「勢いのある、雄々しい大蛇(はは)の剣」とは天孫の国譲り天降りの条で述べられるている建御雷神の派遣では「伊都之尾羽張の神」で登場する「天の尾羽張」と同一の神で建御雷神の親神とされる。稜威雄走神(いつのおばしり)とも記される。伊都及び雄走と記される事で走井の神走湯の神と見られている
伊都之尾羽張=稜威雄走神とすると伊豆之尾羽張走井の神/走湯の神.

穴師坐兵主神社大己貴神の分身又は同神と言われる伊豆戈(ほこ)命
「左座 八千戈(矛)命 亦曰大国主命 神体広矛 兵主伊豆戈(矛)神是也」 『大国主命分身類社鈔』

伊豆能売(イヅノメ)「厳しく清浄な女」伊豆=厳・いつ=伊都
伊耶那岐命が黄泉の国から戻って来て禊をしたとき、大禍津日の神の「曲」(まが)を直そうとした時に水の霊力によって化成し出でた神だが、この神には「〜の神」が付いていない。

これは、禊をする時に神祀りをする巫女が必要とされ、それが巫女「伊豆能売」ではと言われた。しかし、のちに神祀りをする巫女そのものが祀られる神になっていったと思われる。いずれにしても良く判らない神なので瀬織津姫と同じ様な埋没神と見られているが瀬織津姫も織姫・津からくる水姫とされた巫女と見られる為に、時として同一視、又は同一とされる場合がある。
伊豆山神社の伊豆神社系では、福岡県の伊豆神社で祀られている。


神杉の伊豆牟比 の神杉では杉桙別命→五十猛命→白道明神→来(来宮/木宮)明神と見て掲載しました。
神目の意味は解かりませんが伊豆伎比古と伊豆牟比唐フ共に伊豆の文字で掲載して有ります。
神目の一例では神目としての月が有ります。神火は太陽やシンボルを現す。日神と月神から!

神杉伊豆牟比刀iかんすぎいずむひめ)神社

大幡神杉伊豆牟比盗_社 
石川県輪島市三井町本江 祭神:足摩乳命、奇稲田比売命
神杉伊豆牟比盗_社 
石川県鳳至郡穴水町中居 祭神:伊豆牟比当ス、大名持命、三穂津比当ス
神目伊豆伎比古(かんめのいつきひこ)神社
藤波神目神社  鳳至郡能都町藤波  祭神:迦爾米雷命、大国主命、天忍穂耳尊

諸橋稲荷神社  鳳至郡穴水町前波  祭神:神目伊豆伎比古神、稲荷大神、宇氣母智神、倉稲魂神、猿田比古命、大山羽咋命、鵜草葺不合命、市杵嶋姫命

沖波諏訪神社  鳳至郡穴水町沖波  祭神:神目伊豆伎比古命、加具頭遲神
神遊宮  神目伊豆伎比古神社  石川県鳳至郡穴水町上野


阿射加神社
三重県松阪市小阿坂町120   阿耶訶大神とは猿田彦神、
伊豆速布留神、竜天大神の三神

伊豆志の八前の大神 (イヅシのヤマヘ)「出石の八座の大神」
「伊豆志」は兵庫県出石郡出石町宮内
出石神社がある。「延喜式」神名帳には「伊豆志坐神社八座」(但馬国出石郡)とある。天之日矛が招来した八種の宝物を神格化した。「前」は神の敬称。

伊豆志袁登売の神 (イヅシヲトメ)「出石の巫女の神」
「伊豆志」は兵庫県出石郡出石町。「伊豆志の八前の大神」の娘で、秋山之下氷壮夫(あきやまのしたひおとこ)と春山之霞壮夫(はるやまのかすみおとこ)との兄弟二神から求婚される。春山之霞壮夫の神の一夜妻(祭儀ののち、神人が巫女と一夜共寝すること)となり、一子を生む。

厳島大神(いつくしまのおおかみ)、市杵島姫【イツキシマヒメ】を主祭神として、田心姫【タゴリヒメ】、多岐津姫【タキツヒメ】の三女神を祀る。主祭神はいつと言う言葉を含めている。

五瀬命(いつせのみこと)、五瀬とは「厳稲」の意味で、穀物や食料の神を云う。

出雲大神(いずものおおかみ)出雲大社は「天日隅宮(あめのひすみのみや)、天日栖宮(あめのひすのみや)、所造天下大神宮(あめのしたつくらししおおかみのみや)、杵築大社(きずきのおおやしろ)ともいわれ、祭神大国主命は「大己貴神(おおなむちのかみ)、八千矛神(やちほこのかみ)、所造天下大神(あめのしたつくらししおおかみ)、葦原色許男神(あしはらしこおのかみ)、大物主神(おおものぬしのかみ)」などの別名で呼ばれています。八千矛神=伊豆矛神

神魂伊豆乃売神社→伊努神社に合祀
出雲市西林木町山持

伊豆奈姫(比売)→伊豆奈権現→走湯神社(権現)
宮崎県八竜(はしりゆの訛り)神社、新潟県佐渡、静岡県下田市、東京都三宅島

伊豆那津彦・伊豆那津姫→伊豆(伊都)田神社
高知県土佐清水市、

伊豆(出/いず)早雄命 長野諏訪大社の上社に建御名方命(男神)、下社に八坂刀売(女神)を祀っているほか、摂社として若宮社に建御名方命の子供の神様として建御名方彦別神命(たけみなかたひこわけかみのみこと)、伊豆早雄命(いずはやおのみこと)、妻科比賣命(つましなひめのみこと)、池生神(いけおのかみ)、須波若彦神(すわわかひこのかみ)、片倉辺命(かたくらべのみこと)、蓼科神(たてしなのかみ)、八杵神(やきねのかみ)、内県神(うちあがたのかみ)、外県神(そとあがたのかみ)、大県神(おほあがたのかみ)、意岐萩命(おきはぎのみこと)、妻岐萩命(つまはぎのみこと)の13柱も祀っている。

伊豆山神社と関連社(伊豆神社、走湯神社) 是非、見て下さい。
末社と想定社含む関係社 153社(13'8.10現在) 末社全国分布図153社中86社掲載
◎末社調査には千葉県の鈴木佐(たすく)氏の協力を頂きました。

伊豆山神社由緒等は「伊豆国奇譚 伊豆山神社縁起」下記よりご覧下さい。

「伊豆の国奇譚」