【「スキューバダイバー」自分の身を守る為の予備知識】 study-four_f-2からの続きです。 心拍数を増減する要因 この下記の表は心拍数増加と減少を表しているが血圧の増減も表している。
酸素の分圧が上がると心拍数は減少し、二酸化炭素が増えると心拍数は増加する。 例えば、体調が悪い時や失神している時に呼吸が減る及び停止して居る場合は体内に有る酸素を脳に運ぶ為に心拍数が上がり、当然として血圧も上がる。 脈拍=心拍数が200に成る場合もある。 ◎ダイビングに於いて溺れる事での呼吸不全や失神や呼吸停止によって心拍数が異常に上がる場合が有る。 これは、本人の最高血圧をも超えて心拍数が200を超える場合も有る。 原因は脳内酸素の不足で有り、対処の方法としてマウスtoマウスでの送気や肺の換気、更に酸素の供給を行う。 肺換気をし、肺の酸素濃度が上がり、血中酸素濃度が上がると必然的に心拍数も下がる。 これとは逆にダイビングに於ける出血や脱水症状によって血圧が下がる事も知っていなければいけない。 これは時として、ダイビングの現場での事故の一つとして起こる為に、事故者の頚動脈拍動の把握、及び腕手首の脈拍回数把握はとても大事である。 血液を循環させ様とすると循環路である血管と栄養や酸素を供給、二酸化炭素を排出させる為の血液、そしてポンプである心臓があって循環をなしえる。 血液を心臓から押し出して体の隅々まで送る為、心臓から押し出させる血液には圧力が掛かっているし、また身体の末梢まで微小ながら圧力があって心臓まで還している。 大動脈、動脈、細動脈、毛細血管には心臓の収縮期に血管壁に圧力が掛かり、膨大変形し弾力にて血管を元に戻す力が働き、弛緩期にはその弾力によって元の太さに戻るが、収縮期及び弛緩期に於いても血液送り出す作用を持っている。 末梢より折り返した血液は毛細血管、細静脈、静脈、大静脈へと送られて行くが、血管内の血圧は低い為に独特な方法で血液を心臓へと戻している。 この方法は骨格筋の収縮と弛緩及び胸腔の呼息と吸息を使った静脈系の血液に一定の圧力を掛けて血流を起こしているが、心臓の右心房も吸引ポンプの作用で手伝っている。
血管は太くなったり、細くなったりする。 これは、血管の平滑筋の収縮と弛緩であり、血管の平滑筋が弛緩すると太くなり血管拡張と言う。 血管の太さや細さは自律神経により制御されており、自律神経の交感神経と正反対の働きをする副交感神経とがある。
血管の拡張は副交感神経の興奮により血管が太くなりますが、交感神経をブロックしても同じ効果が現れる。 交感神経の興奮により血管の平滑筋は収縮し、血管は細くなる。 血管の収縮によって血圧が上昇する。 交感神経の興奮は、アドレナリンの分泌亢進と同じであり、同時に起きている。 1.大量の出血が有った場合、血圧は低下する為に輸血又は輸液を必要とする。 2.身体に水分が多い時は血圧が上がる。この場合は利尿剤を使い、余分な水分を尿として排出させて血圧の上昇を防ぐ。 出血や脱水で血圧は下がり、輸血や輸液で血圧は上がる。 ◎輸液とは食塩水などを血管内へ大量に投与する事を言う。 ここで言う脱水によって血圧が下がるとすると、ダイビング時での脱水でも血圧が下がるとされる。 結果、末梢の血圧が下がるが、これは血液の循環や末梢への栄養補給がされず、手足末梢の低体温化へと向かい、特に足の筋肉はつる原因へと導かれる。 心臓の収縮力が減弱すると血圧は下がり、心臓の収縮力が増強すると血圧は上がる。 交感神経の興奮では収縮力が増強され血圧が上がり、副交感神経が興奮すると血圧は下がる。 ここでの副交感神経の興奮は貧血と似ていて、朝礼等の貧血とは殆どが副交感神経による興奮によっての血圧低下によるメニエール症候群であり、平衡感覚や聴覚異常等が起き、更に脳の血液が少ない場合は失神も起きる。
血圧が高過ぎると血管が圧力に耐えきれずに、破裂する事が有る。 脳で起きたものが脳出血やくも膜下出血で急死する事もあり、免れても麻痺等が残る場合が有って注意が必要。
陸上に於いての血圧分布図で、重力(引力)による80mmHgの圧力を受けています。 潜水する事で、この重力圧が薄れ、特に無重力な状態を作るほど、血圧も変ってしまうが、どんな事が体内で起きるかが問題とされる。 人間は水に浸るとイマージョンと言う重力低減によって血圧の乱れが一時期的にも起きる事を知らねばならない。 起きている時は重力(引力)に反する様に足の先端では80mmHg以上の心臓からの吐出圧力を受ている。 これは立位の状態であるから、座ったり横になったりすると、心臓からの吐出圧は下がる事となる。 睡眠時に横になっても8〜15mmHg以上下がる事は知られているが、陸上に於いて全て重力の掛かった状態での事である。 単に無重力と言えば宇宙遊泳などを思い出すが、宇宙飛行士と同じ事が起きる事となる。 重力を失った事での宇宙酔い(メニエール症候群)や筋力の低下がこれであるが、ダイバーでも同じ様な症状が起きる事を忘れてはいけない。 意識的に視覚又はイメージで天地と左右を認知しないと同じくメニエール症候群に陥り、吐き気とめまいを起す。 では、ダイバーの場合はどんな事が起きるのだろうか? 水に入る事で重力を低減及び無重力化出来る事で、心臓からの吐出圧力が低減する。 これは、重力を失った事で血管の負荷が低減される為で、通常では血流量の増大が見られる。 この事は末梢の組織までまんべんなく酸素や栄養分を供給できる事となり、嬉しい限りだが、過剰なる搬入は逆な効果が有る為に心拍数を下げて血流調整を図る事となる。 しかし、それでも尚、過栄養・過供給となる為、大半の血液は門脈を還して調整している。 ダイビング中ダイバーは外水圧を受ける為に、体内の体液は血管を還して移動し、体内の圧力バランスを取ろうと働くが、内臓の機能代謝によって尿の生産が起こり、体液(血漿)の多くを腎臓から膀胱へと導き出されてしまう。→→→「トイレが近い現象」 「トイレが近い現象」 この時の体液の移動は体腔の弱い所を保護する為に移動するが、特に肋軟骨の保護であり、余った体液は骨の関節部位に収納される。(ヘルニア、関節痛等の治癒効果あり) この事は、ダイビングを終了して浮上時に再び体液は元の部位へと戻って行くが、尿の生産によって膀胱へ排出された水分の分だけ体液は不足となってしまう。 結果的に血液の粘度は上がってしまう。また、地上圧に近くなるだけ体内の血圧も僅かづつ上昇する事となる。 これ以外の「トイレが近い現象」として、ダイバーが潜水を始めると、水深に応じた圧力の呼吸によって肺は酸素O2と窒素N2及びその他の空気組成ガスの曝露を受ける。
通常、窒素N2はそのまま取り込む訳ではなく、血漿中で酸化されて血中アンモニアと言われるフリーなアンモニアとNH3、アンモニウムイオンNH4+として体内へ取り込まれる。 アンモニア (ammonia)NH3は無機化合物として常温常圧では無色の気体であり、特有の強い刺激臭を持っており、体内に於いては低刺激性のアンモニア水や毒性の無い尿素NH2CONH2、毒性の弱い尿酸C5N4N4O3に代わって膀胱へ蓄えられるが、窒素N2→血中アンモニアの取り込みが多くなればなるほど、尿として膀胱に蓄えられる量も増える。 浮上時のオーバーワークやオーバーキックは心臓への負荷が大きくなるだけだ。 ダイビングに於いてはオーバーワークやオーバーキックによる心拍数の増加に伴い、血圧の増加が起きて、くも膜下出血等が起きている。 この事は日常に於いて血圧が高い方、動脈瘤や動脈硬化の疑いの有る方、これストロール値の高い方は注意が必要である。 更に付け加えると、パニックになりやすい人や緊張する方は呼吸を止め過ぎたり 、回避本能で水面に逃げようと思いっきりキックやオーバーな泳ぎをする事で酸素不足となって、交感神経の興奮による心拍数増加が起きる事で、呼吸が早まり余計に息苦しくなり危険が増す。 この時、当初は体温の上昇が起き、呼吸による 酸素の供給によって体温の上昇は収まるが、この後の対処によって問題となる。 対策 心拍数や呼吸を正常な状態に戻す場合、次の方法に従う事。 フィンキックを止めて、首筋や顔、ウエットの場合は胸を冷やす。心拍数が落ち着くまで、休む。 フィンキックを止めて、身体を固定し、呼吸を止める努力をして、体内の二酸化炭素を増やす様に努力をすると徐々にだが普通の呼吸に戻って行く。 呼吸を止めっぱなしでは無く、何回かに分けて止める努力をする。 どちらも判断力の低下に繋がる為、特に注意を払わなければいけない。 高血圧が長期間続くと動脈硬化を促進するが、動脈硬化とはコレステロールやカルシュウムが血管壁に沈着して血管を細くしてしまう。 この動脈硬化が起きると血管が細く、また硬化して弾力性を失い、血流の阻害及び血管が破裂し易くなります。 尚、動脈硬化を起こしている周辺の組織は血行が悪くなり機能低下になり、尚更に動脈硬化を促進して行くのです。 血圧が低いと脳をはじめとする全身の組織に血液の供給不足が生じ、立ちくらみ、ぼーっとした眠気、疲れがひどい等の症状が出て来ます。 この状態が続くと心臓からの血液量の不足となり、全身に十分な血液を送る事が出来ずに色々な症状が出て来ますが、この状態での心臓を心不全と言います。 尚、心不全の場合、心臓が疲れている、つまり、心筋の疲労その他が有ります。 収縮期血圧と拡張期血圧があり、両者の差圧を脈圧と言う。 心臓の収縮時には血圧が高くなり、最も高い所を収縮期血圧と言い、拡張時には血圧は低くなり、最も低い所を拡張期血圧と言う。また、高低の差を脈圧と言う。 一般的には上腕にマンシェット(手動・自動タイプあり、腕に巻く帯)を巻き付けてポンプで空気を送り、上腕内側の上腕動脈に聴診器を当てて動脈の音を聞きわけます。 収縮期血圧より高い圧力まで、ポンプで空気を送ると血流が遮断されて拍動音は止まっていますが、マンシェットの空気を徐々に抜き圧力を下げると少しずつ血液が流れ始めて拍動音が聞こえます。この時が収縮期血圧であり、通常の一番高い血圧です。 更にマンシェットの空気を抜いて圧力を低くすると、血管の圧迫が無くなり、拍動音が聞え無くなります。 この拍動音が消えた所を拡張期圧力と言い、血圧の最も低い所です。
血圧が高い、低い場合はやはりダイビングには適して居るとは言えないが、血圧の上がる動作や血圧の下がる動作と体調を常に認識しなければいけない。 ダイビングそのものは新陳代謝が通常よりも2倍を超えて3倍にもなり、コレステロール値の低下をさせる事が出来、血管壁に沈着したカルシュウムまで消耗させる事が出来る効果が有る。 つまり、ダイビングを運動医学的に見た場合、すぐれた治癒効果が有るとされる。では、効果的にダイビングをしようとした場合、中性浮力が取れ、オーバーキック、オーバーワーク及び心理的に無理の無い程度から奨めたい。基本的なダイビングのスキルを学んでいれば危険では無い。 ダイビングによる新陳代謝は2〜3倍に達し、カロリーの消費も激しく、1ダイブでは1500〜2000キロカロリーにもなり、血糖値低下にも注意を払わなければいけないが、乳酸値が上がり、乳酸分解によって脱水症状を呈し、血圧が下がる(※訂正)可能性がある。 しかし、運動状態を維持しようとすると、当然として血圧を上げて泳がなければならない。 つまり、血圧の高い方は過度な運動は適さない事となるが、ダイビングでの適度の運動であれば、動脈硬化やコレステロール、血中カルシュウム、中性脂肪等が分解される。 ただし、糖尿病などの病状を持つ方は更なる注意が必要だか、膵臓機能改善としてのダイビングも有効となる。しかし、症状による適度なダイビングとしか言えない。 乳酸の生成と分解についての危険性は減圧症と疲労とダイビング、疲労と代謝に記載. ダイビングに於いての薬剤の服用は大変に危険では有るが、どの様に危険なのかを述べて見ると、通常の1回当の服用で有っても、上記に記した様に新陳代謝が上がった分だけ薬剤の吸収が早くなる為に危険とされ、特に水深が10m.を超えると酸素分圧がより高くなり、更に吸収率が高くなる。 降圧剤や昇圧剤が脳に於いて、交感神経刺激をコントロールする為に危険と言わざるを得ないのである。つまり、運動の反射や判断力にも悪影響を与える。 ただし、止む得ない場合は薬剤の一回服用分の3分の1程度に抑えた方が無難であるし、また、深い水深では高確率で危険が増す。 ここで述べている服用薬は、脳で交感神経に作用して血圧をコントロールしている為に判断力や身体機能に少なからず影響を与える為、良くないとされる。 これは、風邪薬や酔い止め薬もよくない訳で、やはり服用に於いては注意が必要で有る。 止む得ず、服用する場合は3分の1程度にしないと危険とされる。 また、潜水前1時間以上前の服用が良いとされるが、出来るものなら飲まない方が良いのである。 それよりも、健康体にしてからのダイビングをお勧めしたい。 W.オーバーキック&ワーク(筋運動と呼吸) 嫌気性乳酸発生に注意 ! ◎このオーバーワークは運動量の多さによって発生するが、原因としてフィンキックが一番の原因となる。
筋肉の使用により産生する二酸化炭素によって体温が上昇し、また足よりの血流量の増加によって酸素量が不足する。 この酸素不足の原因の一つには、筋肉の疲労により産生される乳酸の加水分解によって静脈内へと大量に出される水素イオンH+が静脈血中に於いて二酸化炭素を合成した為、及び水素イオンによって血液が薄まりpHが大きく下がる(酸性に)事で、乳酸性アシドーシスが起き過呼吸へと向かう。
窒素N2は肺で曝露されて血漿中に溶解してアンモニアNH3やアンモニュムイオンNH4+に変換されるが、特に変換された内、水溶性で大量に溶けるとされるアンモニアNH3では442倍(水1mlに442ml溶ける)と溶解度が高く、血漿は弱い塩基性(OH-)へと変わる。 尚、静脈中で合成された二酸化炭素は右心房から右心室へ入り、肺へと運ばれて二酸化炭素を排出し、酸素O2を取り込むのが本来の換気機能だが、余りにも二酸化炭素CO2が多い為、正常に排出して、換わりの酸素を取り込む事が出来ないのだ。 この結果、呼吸数と心拍数が増加し過換気症候群(過呼吸、過剰換気)で呼吸困難へと向かう。 注意 過換気症候群には過呼吸・過剰換気と過換気があるが、動作・内容が違う。 体温の低下、若しくは増加に伴い判断力の低下が起きてしまうが、ストレスの増加に対し急性メニエール症候群が発症し、めまい、吐き気が起き、極限に達した場合は自制心をも失い投げ捨てになる。酸素過剰による体温の低下と、浅くて速い呼吸での二酸化炭素CO2過剰での体温の上昇がある事に注意。 過換気症候群(過呼吸、過剰換気)を抑える為にはオーバーワークをしない。 オーバーワークを回避する為にはフィンキックをやめ、体や特に胸や首筋を冷やす事によって回避は出来るのだが根本の回避とはならない。 根本の対策はやはり中性浮力が取れ、筋肉疲労を伴う無理なフィンキックをコントロール出来なければ起きるのは当然だ。 このオーバーワークはまた呼吸数増加に伴い肺を冷やす事となり冠状動脈血を冷やす事で心臓麻痺までも起こす可能性がある。 また、血圧の上昇に伴い脳の血管が切れる場合がある。(クモ膜下出血、脳溢血) ◎ダイビングに於ける過呼吸と過換気、過剰換気でのプロセスの違い! しかし、これはオーバーワークの場合とディープ等で呼吸中枢が酸素過剰となりその酸素を要求する為の過呼吸である。 症状的には、オーバーワークでは上記の通りだが、二酸化炭素が増え酸素分圧が低く、過呼吸によって酸素を要求する場合は体温の低下を伴う。 ------------------------------------------------------------------------- 一般的な過呼吸とは、「過呼吸症候群」「過換気症候群」「過剰換気症候群」と呼ばれるもので、「その時点で身体が必要としている以上の早さと深さで呼吸をする事」と定義することができます。 これは、ダイピングに於ける意図的な変化のある呼吸の仕方は、この定義には含まれてはいないが症状は同じと見れる。 実際には、<不安・恐怖・興奮・緊張>といった心因性要因や、<疲労・疼痛>といった身体的要因により、呼吸が速くなり苦しくなります。 またこの突然な発作的過換気運動により、心身両面に、多彩な症状を呈します。 発作の時には過剰換気運動を繰り返しながら、自分では空気を吸い込めない吸気不全を感じ、
を伴った極度の不安状態に陥り、神経筋症状(頭痛。めまい、しびれ、振戦、痙攣)など全身の多彩な症状を呈します。 過呼吸はどうして起こるか? まずは呼吸について考えましょう。 身体のエネルギー反応を効率よく行うためには酸素・二酸化炭素のバランスの維持が大事で、これは呼吸の速さや深さで適度に調整されています。 呼吸を始め、多くの身体の働きの調節は自立神経やホルモンが自動的にしています。 でも、呼吸だけはちょっとだけ違って、自分の力でも調節することが出来ます。 だから、呼吸は、心因的要因などの、非自動的なものが影響を及ぼすこともあるのです。 また、呼吸は、酸素量によって調整されると思われがちですが、本当は、二酸化炭素濃度を目安にしています。 つまり、二酸化炭素濃度が低くなると呼吸でそれを増やそうとし、逆に二酸化炭素が多くあるときには呼吸数が減ります。 実際、過呼吸は、自律神経の異常や呼吸中枢(呼吸をつかさどる)の異常、呼吸感覚の問題が関連して症状が起きると考えられています。 過呼吸を起こすと、体内に過剰の酸素が取り込まれ、血中の二酸化炭素量が減少します。 過呼吸で血中二酸化炭素濃度が激減すると、血液がアルカリ性になります。
CO2の減少と血液のアルカリ化の二つにより、過呼吸に付随する身体への諸症状(息苦しさ・眩暈・痺れ・動悸など)を引き起こすと考えられます。 さらに、過呼吸により、血管の一部が収縮して、脳へいく血液が少なくなるので、身体の一部に届く血液が減るだけでなく、血液により運ばれてきた酸素が組織へと放出されにくいのです。 結果として、過呼吸で沢山の酸素を取り込んでいるのに、身体の中の沢山の組織では酸欠状態になっています。 これが、過呼吸発作を起こしている人が、酸素があるのに息苦しく感じる理由です。 まとめると、呼吸は二酸化炭素の数値で決まり、また体温を恒常的に安定化している。 この事は二酸化炭素の数値によって呼吸も安定化に結び付けて居るが、オーバーワークによる酸素不足や脳のストレスによって酸素が不足し、呼吸亢進による酸素の要求が起こる。 -------------------------------------------------------------------------
過換気症の場合は浅くて早い吸引となり、排出が出来ない一種の呼吸吸引痙攣で、血中の溶存酸素が上がった事で体温が下がり危険な状態となる。 この意図的に血中の酸素分圧を上げ、二酸化炭素分圧を下げる事で持続的に潜る事を可能とするが、一つ間違えると浮上中に脳内の酸素濃度が低下して浅海失神(シャローウォーターブラックアウト)を起こしかねないし、オーバーキックによっても早い時期にこの症状状態を引起しかねない。 つまり、オーバーキックとは血中の溶存酸素分圧の低下及び二酸化炭素増加により呼吸亢進と心拍数の増減の引き金的ものである。 注意されたい。
(筋肉疲労による乳酸によって静脈血液中のpHの低下、血漿CO2の増加が起因)
乳酸の発生による諸問題は疲労とダイビング、疲労と代謝の項に詳細明記.必読
! ◎高濃度酸素のナイトロックスタンクを使用してオーバーキックをした場合、当初に産生する二酸化炭素によって体温が上がる為、交感神経による心臓への循環支持が起き、体温を下げる。 心拍数の増加(心臓)並びに溶存酸素の量が増える(呼吸中枢)様に働く。 結果、体温の低下若しくは心筋の温度低下による心臓麻痺を誘発する恐れが有る。 また、この様なストレスにより溶存酸素が多い中、血液の酸化が起きて活性酸素による各組織細胞の損傷を受ける。 浮上時の下大静脈管内圧増大/膨大・・・・・・→U型減圧症の誘発 血流量増大と呼吸数増大→脱水→脱水調整←リンパ液(細胞間質液)の大量流入 リンパ液(細胞間質液)の大量流入によって・・・・・・→T型減圧症の誘発 リンパ液(細胞間質液)の移動に際し、細胞内液と細胞外液の膠質浸透圧が関係してきますが、膠質浸透圧は肝臓で作られるグロブリン(血漿タンパク質)の作用によって起こされています。肝臓の機能低下によってグロブリン供給が間に合わないと、リンパ液の流れに支障をきたします。尚、血漿タンパク質の持つ作用によっても、細胞間を移動していた尿素までも細胞内に閉じ込める為、T型減圧症の要因ともなっています。
オーバーキックをする事で、また重たい物を動かす、引っ張る等で大きな負荷が掛かり、特に下半身の負荷が多きく、大量の血液と酸素を必要とするが、この事が血液の環流上大きな問題となって来るのだ。 大量の血液が流れる事で下大静脈へ圧力負荷が掛かり、また、右心房・右心室にも負荷が掛かる事で、左心房・左心室側は一時的に虚血状態となるのだ。 これを防止する為に脳及び延髄、胸髄側柱の交感神経の信号によって拍動亢進が起きる。 これは、以前から分かっていた事で大静脈からの管内圧力負荷によってインパルス信号が大脳へ伝わり、副交感神経によって左心房・左心室の虚血防止の為の拍動が起きるのです。 しかし、この拍動は一過的に圧力過大となりU型減圧症の引き金になるのです。この反射的効果をベインブリッジ反射又は効果と言い、圧力の過大は負荷減弱反射(マーレーの反射)によって拍動圧力は調整されて行きます。 下記の図の内の説明を読んで下さ この一過性の心拍数亢進をしない、させない為には水中での動きをゆったりとしたものにし、オーバーキックによる血流量の増大を起こさない事だ。 その為にも中性浮力は不可欠のものとなる。 運動量の多いダイバー程、呼吸数や血液還流量が多く、水浸(イマージョン)、高圧利尿での膀胱へ貯尿の結果、脱水が起きて来る。 脱水によるT型減圧症誘発、血流環流量増大及び血管内圧膨大でのU型減圧症誘発には気をつけたい。 参照 気になること 浮上時の重大問題!! 呼吸法について
潜水での脱水(重要) めまいと酔いも、共に三半規管で起きていて、その状況と状態、内容によって分けている。 ◎ダイビングでめまいの起きる原因は下記の起因です。 1.と2.は血液温度の上昇や低下により脳の毛細血管が収縮及び拡張する事で酸素のコントロールをしているが、調整が上手く行かないと頭の痛みの刺激として訴え、それ以前にも心理的不安で内耳や三半規管内でのリンパバランスをくずし急性のメニエール症候群となりめまいや吐き気を起こす。 また生理的な不安定によっても前述の頭痛を起こす。 低水温や高水温でも起き得るので注意が必要。 同時に多岐併発もある。 3.と4.に関しては共に不安による恐怖心から内耳及び三半規管内でのバランスをくずし急性のメニエール症候群となりめまいや吐き気及び前述した内容を起こす。 同時に併発もある。 1.は運動量を減らし、体温を冷やすと徐々に直っていく。 2.は酸素の過剰のため、スキップ呼吸や呼吸を一時停止し、酸素分圧が下がると徐々に直っていく。 3.にたいしては恐怖感や不安を取り除くために潜水等を中止する。 4.は目の焦点等が合わないために起きる問題で、手や足を見るか、目の焦点を合わせられる所へ移動する。 5.脳底動脈や動脈硬化による血管のつまり、及び血圧上昇に伴う異常及び脳内圧(脳髄液の圧力)上昇による三半規管での平衡感覚異常. 6.は耳抜きが何たるかを勉強し直し。 7.は、内耳の三半規管が直接冷やされ、内部のリンパの流れに変位が起きる。はっきりと空間識失調障害が起き、上下左右がわからなくなる。潜水を中止し、耳温度及び体温を上げると治る。 バーティゴ=ヴァーティゴ(vertigo)とは、脳に於いてストレスによる高負荷が掛かると、脳髄圧が上昇して三半規管の内圧を狂わし平衡機能を失う事となり、酔いやめまいと表現するが、正式には空間識失調障害と言い(英:
Vertigo、独: Vertigo)は、平衡感覚を喪失した状態で、潜水中であれば上下左右の間隔を失い沈んで行く事となる。 波酔いと船酔いとに普通分けているが、何が違うのだろうか? 一般的に酔いとはアルコールも含めて体の中心(重心点)を維持出来ない場合や、目線及び頭の位置を固定保持出来ない状態を言い、結果的には気分の悪さ、めまい、吐き気等を伴う為、過度のストレスが作用しているのは事実で有る。 では、其のストレスとはどの様なもので有ろうか? 考えて見たい。 ダイビングに於いては体全体が揺れる及び視界視野に揺れの情報が入って来る等が有り、共にその状況を判断し体や頭の位置状態を補正している。
この大役を担っているのが三半規管でも有るが、脳に於いてストレスによる高負荷が掛かると、脳髄圧が上昇して三半規管の内圧を狂わし平衡機能を失う事となり、酔いやめまいと表現する。 陸上に於いて、酔いやめまいは体を静止し休む事によって回避出来るが、車や移動体の中では継続して残ってしまう様に船酔い波酔いも同じ事が言える。 やはり根本的な対策や原因究明とすると次の対策と訓練並びに学習が必要となる。 三半規管(平衡感覚)機能訓練と視覚によるイメージ認識トレーニングが必要。 1.動体視力の養成と片足立ちの訓練、スピードを変えた直線ライン歩行、ジグザク歩行、回転をした後に直線を歩く練習(左右の回転を練習)。 2.頭の中でのイメージコントロールだが、回転・直線・ジグザク・高低差の認識訓練を目を閉じた状態と開けた状態で行う。 3.自己覚醒学習
= どんな事が有っても酔わない、めまいが起きないと自らに唱え、声を出して脳に直接訴える。(酔う、めまいが起きると言う自己暗示に掛からない為) この他にも色々な練習法が有るだろう! やってみよう(^^ゞ バレリーナは偉い(^^ゞ 環境状態 これ以外にも筋肉疲労に伴う乳酸発生によって、めまいも含む色々な症状がひき起こります。 Y.窒素酔い
水深25mを超えたらオーバーキックは厳禁です!! (潜降時・浮上時) ◎最近のダイバーに聞くと20mでとか25mとかで窒素酔いに掛かったと聞くことが有ります。 えっ! と思うのですが、黙っていて上げた方がそれ以上の深い潜水はしなかろうと(^^ゞ しかし、その経験によって恐怖心を持った事は事実ですし、自分の経験を経験談として他の人へ恐怖心を植え付けて行くのだろう。決して良い事だとは思わないが!! 窒素酔いは、その日の体調によっても違うしその出方もさまざまだ。
水深30m、4気圧、窒素分圧は3.16sですが地上において既に体内にて1気圧分の飽和(0.78s)をしていますので窒素分圧2.37s程度(24m)の肺内暴露によって出る可能性が出てきます。(オーバーワークでの乳酸発生と高ストレスが原因) と言う事は、テーブル上での飽和潜水か、オーバーワークによる窒素(N2)の血中溶存量増大により、窒素(N2)が脳内で作られる酵素と結び付いて笑気ガスNO又はN2O化(麻酔ガス)したと思われます。ここで言う、窒素(N2)とは血中アンモニア(NH3、NH4+)を指す。
この説明[窒素N2が脳内で作られる酵素と結び付いて笑気ガスNO又はN2O化(麻酔ガス)したと思われます。]は旧態からのもので大変に不親切な説明と言わざるを得ない。 脳に於いてアンモニアNH3は神経毒となる為、平常はグルタミン酸脱水素酵素でα-ケトグルタル酸と結合させてグルタミン酸に変えて無毒化しているのだ。 アンモニア(血中アンモニア→アンモニアNH3とアンモニウムイオンNH4+)の取り込みが大量となり体内で多過ぎる場合、体内で分担されて無毒化している。 しかし、多過ぎる場合→→→窒素の飽和・過飽和と言う形でダイバーには説明しているのだ。 実は、 肺で曝露された窒素N2は肺血漿中で酸化し、血中アンモニア(アンモニアNH3とアンモニウムイオンNH4+)へと変換されて体内へと取り込むが、生体恒常性平衡である酸塩基平衡によって血液のpHのコントロールをしつつ取り込むのだ。
酸性 NH3 + H2O ⇔ NH4+
+ OH-
塩基性 【酸塩基平衡反応】生体恒常性に絶対不可欠! 血液pH値
酸性 7.35〜7.4〜7.45 塩基性
つまり、塩基性に向いてアンモニウムイオンNH4+と結びつけば、有毒性・強刺激臭・水溶性・脂溶性のアンモニアNH3に容易に変わってしまうのです。 有毒性・強刺激臭・水溶性・脂溶性のアンモニアNH3が増えれば、血液脳関門の血流コントロールが利かなくなって脳への血流量が増え、脳に対して神経毒性を発現、身体機能の伝達の遅れから来る反応の鈍さ、思考力・判断力・記憶力・運動及び反射能力等が低下して、窒素酔い的な症状へと向かいます。
水深にさほど関係なく発現しますが、原因はオーバーキックやストレス等で、血液中に酸化的兆候(水素イオンH+や水H2OによるpHの低下)が現れた為、pHを血液平衡値へ戻そうとして塩基性に働く事で血中のアンモニアNH3が大幅に増え、血液脳関門を開いて脳への血流量を増やし、脳への神経毒障害を引き起こします。これは、高アンモニア血症化に向かっている為で、当然として高水深であれば笑気ガス化が起きます。 水深30m辺りからの窒素酔いは窒素分の笑気ガス化とも言われているが、その根源はアンモニアにある事を忘れてはいけない。 また呼吸量増大やオーバーワークでなくても高ストレスにより 、脳髄液の安定電位の変化(酸性化)により、脳内で大量の血液還流が始まり、やはり窒素酔いが浅い水深でも起きる事を促しています。 酸性化→→→塩基性(アルカリ)化へと働き、pHを7.4前後に維持. しかし現実的には18〜20m位では他の症状が出るために窒素酔いの判断がしにくくなっています。他の症状とはオーバーキック・オーバーワークによる呼吸・心拍数の増加により、注意が散漫になったり、精神的に集中出来なる事です。 一般的には30m辺りから出始め、水深が増すにつれストレスも増し 、酔い方も増大する。 では、どの様な症状が出るのだろうか? 自分の性格が出てしまうダイビングだが、もっと自分の内部心理を露呈しかねない自体にも陥る場合がある。 たとえば、急に我が侭になりどこかに行ってしまったり、文句をぶつぶつ言う人もいるし、幻覚や幻聴を聴く場合も・・・。 もっと最悪は、呼吸をし、目は開いているのに反応がなくなる人がいる事で、ゆっくりと海底に沈んでいく人がいる事だ。 なった本人に聞くと、途中までは記憶があったが、途中から分からなくなったと言う。 しかし、もう少し聴いてみると、最初に目の前が暗くなりシャッターが降りる様に見えなくなるが 、音は聞こえている事だ。 ただ、掛かった人を3〜5mも浮上させると、元に戻り何も無かったように泳ぐ。 また、アルコールに強い人も窒素酔いには確かに強いが、体調によりその限りではないことが分かっている。 (一定の水深や一定の時間が経過した後に一気に酔う) 何よりも窒素酔いに掛かりずらくする為には、その原因である脳に対しての対処法ではなかろうか。→→→窒素酔い保護的防御策 血中の窒素分圧(血中アンモニアのNH3とNH4+)をコントロールする為には、脳に対して血流量の増大をさせないようにする事で、次の対策が有る。
1. マインドコントロールの為、集中力を維持して気を抜かない。
2.
中性浮力に気遣い、フィンキック数を減らして、心拍数及び呼吸数を増加させないようにする。
3.2.の補足になるが深い深度ではスローモーションを心がけ、運動量を減らす。
◎この保護的防御策は 、心拍数を上げないようにして脳への血流量を抑制し、ストレス等により血液脳関門が開き血流量増大をさせない為の物です。 また、血中のアンモニアが増え過ぎると、脳に対して神経毒性が起きるが、肝臓・腎臓等の機能障害のある方には要注意である。 更に、この肝臓・腎臓の機能障害が無くてもオーバーキックやオーバーワーク等での乳酸発生でアンモニア等を増やすと、やはり、脳への影響は計り知れない。 (カルテルのマティーニを10m潜る毎に空きっ腹で1杯づつ飲んだ酔い方を表示) 深度 自覚症状など 20〜30m 30〜50m 50m 50〜70m 70m 70〜90m ◎もう一つの水中酔い(これは窒素酔いでは有りません) ダイビングをしていると透明度如何により良く見えなかったりする時があるが、はっきりと認識する為に目を凝らして見ようとする動作が隠れている。 この無意識の動作は、重力の低減により水平位及び垂直位の確認と認識の為であり、脳としてはごく当たり前の行為なのである。 この水平位と垂直位を認識する場所は三半規管で、通常は視覚と重力による骨格と足の裏での水平・垂直の位置認識をしている。 また、感覚器での認識では手と体触によるもの、僅かだが耳からも感じ取れる。 しかし、水中になると視覚とて陸上の様には見えず、近くに見える物での憶測認識に一部頼っているのが現状である。 また、水中に身体を没する事で重力が極端に減り、水平と垂直の骨格と足の裏からの認識感覚が薄れ、又はほぼ無くなり、視覚に依存する事となる。 これ以外では、触感での天地が判る位だが、触る物が無ければ視覚しかなくなる。 視覚により距離感や天地左右を認識するのだが、透明度が悪いと、又は良過ぎて計り辛い事もある。 さて、この視覚によって天地左右を認識する時、大概は目を凝らして見てしまうものだがこの事が重大なミスを犯す事となる。人間の目は瞳孔を動かして、網膜へと焦点を合わせる。 また、眼圧を変えても歪みや焦点の調整をしているが、この動作は数回の動作によって瞬時に取ろうとする。 結果として、焦点が合わなかった時に変位・変異として捕らえ、三半規管内の調整が取れずに目を回す事となる。 視覚として天地左右及び距離感が認識された場合は三半規管内のリンパ液も安定し、ストレスを生じないが、取れなかった時は高ストレスとして脳に対し恐怖感を訴える。 この為、三半規管内のリンパ圧は乱れ、めまいや吐き気を起すメニエール症候群に陥るのだ。 目によって焦点を合わせる、距離を合わせる時、僅かだが瞬時に眼振が起きる。これをアクティブプリズムと言う。 この視覚による三半規管での水中酔いを起こさない為には、近くの物、自分の手、自分の足に、まず焦点を合わせてから次の目的の物に目を合わせる事で回避出来る。 透明度の悪い海や透明度の良い海で、目くらみが起きる場合、殆どこの事が起因している。 参照
ストレスと脳 オーバーワーク 疲労とダイビング 疲労と代謝 ◎ダイバーになると聞きなれない言葉が出てくるが、この言葉もその内の一つであろう。 潜水をした場合に地上の2.8倍圧に達すると酸素中毒の症状が起きる可能性が出てくる。 この2.8倍圧は水深にして18m相当ですが、必ずしも18mになると酸素中毒には成るわけではないが、肺内においては0.6気圧以上の酸素分圧を受けていても、また1気圧以上の酸素分圧を受けていても運動的生理欲求が無ければ酸素は過剰には取り込まない。 しかし、これはコントロールの出来る組織だけで全てではなく、ある程度の酸素は体内を循環していってしまう。 では、どの部位がコントロール出来るのかと言うとやはり脳を含む末梢血管系であるのだが! 次に酸素中毒に掛かる要因はと言うと、掛からない要因の反対で運動量の多さ、不安や恐怖心、無作為に気を抜く事等があると、生理的欲求となり、血液脳関門が開放して脳へと溶存酸素量の多い血液が流入する事で酸素中毒の症状が現れてくる。 大脳、中脳、小脳、延髄等脳の組織にて起こり、多岐にわたるが視力の低下及び一時的失明、聴力低下、めまい、吐き気、筋肉痙攣、唇のふるえ、発汗、徐脈、顔面蒼白等が起こるが、更に進んで失神もある。 しかし、突然来る訳でもなく、頭が痛くなったり、寒くなったりと予兆が有るのだが体調不良や酸素耐性の無い人は意外と早い。
回避するには、その水深からの離脱は当然だが窒素酔いと違い5mや10m浮上すれば治る訳ではなく、極力運動量を減らし、二酸化炭素が増えるように呼吸を止めるか、又はスキップ呼吸に替え、18m以浅へ移動する。 ただし、浅い方へ移動すれば治るものではなく、酸素中毒の症状で起きて来る寒気、顔面の冷たさ、鼻水等を確認しなければいけない。 万が一、その症状が出ていた場合は呼吸を止めて二酸化炭素を増やす。 この二酸化炭素が増えて来ると、顔面がほんのりと温かくなる事で気がつく筈だ。 ディープダイビングで、なり易いとされる酸素中毒だが、水深20m前後でも成り得ます! さて、ここで厄介なのはフインキックに依存する方や、精神的な不安から来る血流量の多い方では酸素分圧が高い事での呼吸中枢慣れです。 酸素の分圧が高いままに暫く呼吸をしていると、呼吸中枢がその数値を覚えてしまう事なのですが、この時に既に軽い知覚の無い酸素中毒に掛かっている場合、浅い水深へ移動する事で息苦しくなり、過呼吸へと進んで行くのです。 この過呼吸とは深呼吸の様な形では無く、思いっきり吸いたい、思いっきり吸わなければ苦しくて仕方の無い、我慢の出来ない状態へと陥るのです。 更に浅い水深へと移動すると過換気的な呼吸、つまり、吸っていて息を吐けない様な状態へと向かいます。 呼吸から来るパニック、又は意識の喪失が起きてしまいます。 酸素の分圧が高いが為に起きる症状ですので、海底に着底して足を止め、息を止める事で二酸化炭素分圧を上昇させ、その水深における適正な酸素と二酸化炭素分圧へ修正するのです。 この時に、フインキックをしたままに息は止めないで下さい。 二酸化炭素を増やす事は同じなのですが、フインキックによって大静脈環流での大静脈管内圧が上昇して、心拍数の亢進が始まるのです。 つまり、心臓が大きく打って(拍動)しまう為に呼吸所ではありません。 既定の呼吸分圧にする為には、着底し、フインキックをせずに体を休めなければいけません。 ダイビング中の過呼吸と過換気は丸っきり違う症状ですが、処置法はほぼ同じです。 テクニカルダイビングに於ける酸素中毒の目安. 上記に書いてある酸素中毒は旧来の考え方を反映している。 しかし、この数値は生理的許容限界値と言っても良く、安静時に於いての数字で有る事を忘れてはいけないので有る。 減圧症の回避と、長時間の潜水を目的とするナイトロックスダイビングでは酸素分圧を高くして窒素分圧を下げている。しかし、これは窒素による減圧症の対策としているが、酸素に対する毒性を考慮した使用法が存在する事を肝に銘じて覚えておかなければならない。 ダイバーはオーバーワークによってその呼吸が多くなり、溶存酸素量が増える事で脳内酸素分圧が上がり危険な状態を作り出す。(酸素中毒に記載) つまり、上述した0.6気圧(ATM)を超えた酸素を吸う事で容易に酸素中毒の環境が出来てしまう事を知らなければならない。 ただ、訓練によって血中の溶存酸素量抑制等の潜水の仕方も有り、潜水に於いて呼吸数が減り、心拍数が減る事で生理的酸素限界へ到達しない様に出来る。 最近では急速減圧法と言って水深6mや水深3mで高濃度の酸素を使った窒素ガス排出法を適用する場合がある。 この場合、水深の維持が大切であり、不安定な水深、及びうねりの中での急速減圧は危険である。尚、この急速減圧をする場合、ダイコンのガス切り替えタイプを使わなければなりません。 この他には、最初からガス切り替えの為のテーブル使用の方法が有りますが、水深の維持が出来ないと酸素中毒のリスクを伴います。 更に、以前に減圧症を罹患して完全に治癒しなかった方達が、減圧症の再発症を嫌って安易に酸素タンクを水中に持ち込み、安全停止中に酸素を吸っている方がいる。 確かに酸素を吸う事での減圧症の再発には効果が無い訳では無いが、酸素吸入時の水深の維持が出来無いと酸素中毒を引き起こしてしまいます。 ただし、当日のダイビングに対しての窒素の洗い出し効果による減圧症の発症は無いとしても、以前の減圧症発症の治癒効果には懐疑的と言わざるを得ません。 減圧症発症因子を体内に保有している間は、いつ発症してもおかしくは無いのです。 「減圧症自己治癒潜水法」では現在、酸素は使っていませんが、減圧症発症因子その物を消し去る潜水法なのです。 ◎低酸素症はその低酸素の原因と要因によって分類される。 この言葉よりも更に進むと無酸素症(アノキシア、anoxia)と言われる状態に成り、部位細胞内に酸素が無い状態を言う。大量に酸素を使う脳に於いては致命的で有り、死に至る。 1.動脈血での酸素不足(低酸素呼吸低酸素症、Hypoxic hypoxia) 何らかの原因で必要とする酸素を肺より取り込めなかった場合を指し、原因とすると・・・ a.海水の吸引や胃の吐出物の気管へ流入よる閉塞。 心臓の疾患やエアエンボリズム(空気塞栓症)によって血液の循環が悪く、末梢の組織へ酸素が供給しずらく低酸素症と成る。 また、寒さによっても四肢の細胞に対し低酸素症を引き起こす。 3.血液の循環は正常だが血液の酸素運搬能力が不足(Anemic hypoxia、貧血性低酸素症) 一酸化炭素中毒によってヘモグロビンの運搬能力の低下及び出血でのヘモグロビン数の減少による酸素運搬能力の低下から来る低酸素症。 一酸化炭素や毒性を持った気体による組織機能低下による低酸素症。 ハイパーベンチレーション(過剰換気)を行った場合、無理な息こらえをすると浮上時の肺膨張に伴う酸素分圧低下によって低酸素症が起こり、意識の喪失で有るシャローウォーターブラックアウト(浅海低酸素症)を起こす確立が高くなる。 レギュレーターの呼吸時に浅く早く吸う事でも低酸素症が起き、減圧症や気胸によっても低酸素症を引き起こす。 7.オーバーキック・オーバーワークによる嫌気性代謝による乳酸を起因とするもの!
筋疲労によって出来た乳酸は、すぐさま乳酸塩と水素イオンH+に解離するが、この水素イオンH+が静脈内で重炭酸塩(重曹)(NaHCO3)や重炭酸イオンHCO3⁻、炭酸水H2CO3
と反応(H2O+CO2)してCO2を静脈内で埋めて行く事となるが、このCO2の大半が血漿に溶けて行き、H2Oが静脈内のpHを低下させる。 結果、肺に於ける正常なガス交換が行われない。
CO2が呼出(排出)されない為、酸素O2を取り込めず、低酸素症となる。 10〜6 10〜6の持続またはそれ以下 70〜45 45以下 40〜20 20以下 74〜33 33以下 意識不明、中枢神経障害、麻痺、チアノーゼ 昏睡→呼吸緩除→呼吸停止→6〜8分後心臓停止 7.スキューバでの特異例として、ディープダイビングでの訳あり低酸素症!? スキューバダイビングでのディープ潜水時の例を挙げてみよう! 水深が20mを超え、30m以上での潜水をした場合、その水深に於ける血中溶存酸素量が増える事で、呼吸中枢はその動脈内の血中溶存酸素が定常の物として認識をしてしまう。 実はこれが問題で、当然として20m以浅へと戻ると肺に暴露されている酸素分圧が下がって以前の血中溶存酸素量に上げなさいと呼吸中枢は吸入筋と呼出筋に命令を下してくる事で著しい呼吸をする事となるのである。 つまり、この減少も欲求的低酸素と同じなのだが、呼吸中枢の暴走的判断である為、生理的には過換気症状を呈していると言える。 高水深よりの浮上の際、まず20mで停止して呼吸中枢からの呼吸欲求及び体の状態、つまり、血中溶存酸素が多くて起こる症状の低体温、特に顔面の冷たさや鼻水の状態を確認しなければいけないのである。 少しでもその症状が有った場合は、その水深の適正とされる血中溶存酸素量へと導く為、呼吸を止めて二酸化炭素を増やす。この時の状態確認停止時間は凡そ2〜3分の内の1分程度と思って頂きたい。 この20mでの停止は時としてディープストップの一貫として行う場合があり、減圧のテーブル等によっては、更に深い水深でのストップを奨励する場合がある。 尚、これ以浅での停止点は12mと9mでも、時としてチェックする必要がある。 減圧症自己治癒潜水法のストップ点は水深20m、と水深9mであり、要チェックする場合は12mを加えた物としている。 この意義は減圧の停止点(3m、6m、9m〜27mの3m刻みから)の内、高水深から中水深〜浅水深への浮上時に於いて、低酸素が原因とされる過剰な呼吸(亢進)及び心拍数亢進を抑制するものとして励行するものである。(停止点をSafety-stopとも言う)
a.ディープダイビングでの浮上時に引き起こり、最も危険とされる要因の一つである。 対策としては、呼吸亢進で特に吸入亢進が進む為、息苦しくなるが、フィンキックを止め着底してから思いっきり息を止めて二酸化炭素を増やす以外の方法は無いのである。
呼吸を止めた事でのCO2の増加は体温の上昇を来たすので回復傾向が判るが、様子を見ながら息を吸い、苦しさと楽な呼吸への判定が必要となる。 万が一、怠った場合は呼吸の亢進が起きて空気残量不足、減圧停止、安全停止等が出来なくなり、息苦しさの余りに一気に浮上してしまう。 無視して浮上した結果は目に見えていて、減圧症及び急浮上に於ける減圧症誘発とエアエンボリズム(空気塞栓症)、軽い場合でも水面で意識の喪失等が起きる。 b.水深15〜20mの水深でも初心者に於いては往復の深呼吸的呼吸によって、一種のハイパーベンチレーション(過剰換気)を引き起こす事で、浮上時に過換気呼吸を呼吸中枢が要求する場合が有る。 これは、血中溶存酸素過剰が短時間に定常化すると、浮上時に血中溶存酸素過剰から通常の血中溶存酸素に向かう時に低酸素化となり、呼吸に於いて吸入亢進が起こる。 これは、潜水中の呼吸の仕方やオーバーワーク、オーバーキックによっても引き起こる原因で、呼吸の亢進であれば溺れ、心臓の拍動亢進であれば心不全等を起す。 (スキューバに於けるシャローウォーターブラックアウトの誘発)
b.の場合、周囲の者(バディやリーダー)がレギュレーターからの排気の量の多さ、オーバーワーク・オーバーキック等に早期に気が付けば回避は出来、何よりもフィンキックを止めさせて海底に着底させる或いは浮上させて安静にさせる。 尚、初心者の場合は苦しいが為に我を忘れてダッシュで水面へと浮上しょうとするので注意されたい。
低酸素では無いが、心拍数亢進にはこの他の例として、通常潜水終了後の浮上時に際し、浅海大静脈圧過大による左心房・左心室の虚血防止の為、交感神経命令等がある。
じっとしていても自分の意思に反して拍動増大する。尚、浅海大静脈圧過大には窒素ガスの肺排出も原因となっている。 青文字で示した部分は減圧症発症に起因するものとして注意されたい。 参考 血液の循環 血液とは何? 呼吸法について 疲労とダイビング 疲労と代謝 Bb.ストレスと脳 不足分を追加しています! ただいま編集中です(^^ゞ ◎ストレスとは本来外部よりの刺激や病気や感染及び精神的な悩みから開放し元に戻そうとする治癒力(応力)の事をストレスと言う。 通常の刺激や不安、恐怖心はストレッサーと言い、それに伴う心理的、身体的な歪をストレインと言う。 脳内圧や脳内温度が上がると微妙に内耳は影響を受け、めまいや吐き気等のメニエール症候群が起きる。 ここで言う吐き気は視床下部よりの信号によって胃壁への影響が少なからずある。(胃潰瘍も起き易くなる) 技術が無い、知識が無いはストレスの大敵であり、嗅覚を除く4感覚器よりの信号により視床、視床下部から自律神経の失調状態が起きて体温、水分調整や血糖値増減、情動、ホルモンのバランス、血中アンモニアの酸塩基平衡及び有毒性のアンモニアNH3濃度等に於いて変異を来たすストレス全般の要因で有る。
◎さて、上記に述べた中での情動では思考として大脳野に問題が有るので述べて置こう。
右脳の働きは 音楽、絵図、直感、幾何、総合を行っている。 両方の脳の中間に有る所が脳梁(のうりょう)で有り、統合制御しているとされる。 ここで問題としているのは左脳は現在から未来への思考性と理性的に考え動こうとする。 この事が時として不安感を抱きストレスとなる部分で有る。 では、右脳では今までに見て来た物や記憶を司り、直感や感性を重要視している。 どちらかと言うと左脳は現在から未来へ掛けての冒険家で有るが石橋を叩かずに渡ろうと考え、右脳は今までの知識と経験から石橋を叩き注意を促す。 この事は考え過ぎによる行動の抑制も有って行動の遅れを意味するが、左脳の危険とも言える行動を制御するには不可欠である。 人間の性格に多大なる要因を持つこの二つの脳半球組織は情動に多くのストレスとストレッサー、ストレインを与えている。 下記の図はダイビング中で起きる事を現しているが、心理面での影響がいかに大きいことか!! どのダイバーであれ、ベテランと言われる、またプロと言われるダイバーで有っても心理的、知識的、周囲環境に於いて常に不安を抱いている筈で有る。 スキン、スキューバダイビングを怖く無いと言うダイバーは大嘘つきだ。
ストレスには心因性のものと内因性のものがあり、どちらも互いに影響を与えあい、ストレスとなって身体に多大なる影響を与える! ストレスは疲労を伴うものであり、疲労とダイビング及び疲労と代謝の項をよく読んで貰いたい。 Cc.パニックの心理 パニックになる生理的要因を追加しました! ◎この言葉を辞書で引いて見ると恐慌や混乱と有る。 どの様にしてパニックへ成るのだろうか考えて見よう。 通常はストレスと思われるものの先に有るものと考える事が出来、総体として内因的要因ストレスや外因的要因ストレスによる生理的反応や運動機能混乱として始まる。 1.内因的要因ストレスとして内臓機能不全や骨格部位による神経刺激及び痛みによる直接刺激とがあり内因ストレスを作用する。 2.外因的要因ストレスでは、五感の関係で視覚、聴覚、味覚、触覚、嗅覚が作用する事でのストレス作用へとつながる。 3.この他に自らの心理で有り、これは今まで得た知識と創造性及び五感で得た情報を身体運動コントロールによって再現と想像出来る作用運動機能で有る。 4.固有の身体維持機能で有り、呼吸と心臓への関わりに重要な延髄がこれに当たる。 5.血中のアンモニアの持つ酸塩基平衡の血中pHバランス異常で、内因的要因ストレスや外因的要因ストレスによる生理的反応や運動機能混乱から起きる。 恐怖と成ってパニックを導くものは何であろうか? 考えて見よう。 ここでは4つとしているが、人により時としてその中の一つや2つが快適という方もいる様で有り、一概では言えない部分が有るが、1〜4とa〜dの関係を再度見つめなおそう。 人間は普段視覚や聴覚、触覚の力を借りて立つている事が出来る。 目から入って来る物の中で垂直と水平の物体に素早く目を配り、その時の足裏の体重配分を素早く読み取って記憶する事で、この後に目をつぶっても立っていられるが、この時に三半規管が重要な役割を果たしている。
自分が望まなくてもパニックになる発生要因を体内の筋疲労による乳酸が握っているのです。 乳酸が発生すると、乳酸は乳酸塩と水素イオンに変わりますが、これが細胞内や静脈血管中で重炭酸イオン、重炭酸ナトリウム、炭酸ソーダと結びつき、再度CO2とH2Oに戻る事で血液のpHを下げた結果、換気亢進が起きるのですが、肺でCO2の排出が正常に行われず、また、呼吸による酸素の取り込みも低下するのです。 結果として息苦しさが増長してパニックへと誘引されます。これを内因発生的パニック誘発と解釈出来、この状態から回避する為には、発生原因である乳酸を止める為の行動しかないのです。 フィンキックを止めて着底し、首筋や顔及び頭を冷やし(手を使って周りの水を寄せる)、次に大きく深呼吸するのです。 フィンキックやオーパーワークを止めた事で血液のpHが正常値に戻り、換気亢進も止まって通常の呼吸が出来るようになります。 Dd.視力について (マスクの項も参照して下さい) ◎陸上に於いて、良く見えない状態での歩行は大変危険が伴うものである。 人が垂直に立ち、歩き又運動能力にも視力が相当の影響力を与えている。 垂直に立っている為には視覚によって極力垂直に近い縦と横(水平)のラインを読み脳にイメージとして記憶させる。 ◎コンタクトレンズについて ◎風邪を引いて頭が痛いのは当たり前の事であるが、ダイビングをしている間に頭が痛くなったらどうだろうか? 頭の前頭部及び側頭部がずきずきと痛み、熱を持つ。 二酸化炭素CO2中毒の症状は
あえぎ、顔のほてり、冷や汗をかく、 酔った時の様な進行性の興奮状態 と、ひどい頭痛が起こる。 下側にある酸素濃度と分圧の関係表も参照して下さい。 2.酸素の過剰によっても頭は痛くなる。往復の深呼吸をするとなり易い! 深い呼吸をし、細く長く息を吐く事を連続して行うと酸素過剰になるが、吸うことを連続して行っても酸素の過剰ともなる。 酸素が過剰になると、体温がさがり急激に風邪を引いた様な症状となり、悪寒が走ったり鼻水が出てくる。 頭痛の出方は、まず前頭部及び頭部の中央部(前頭部に近い)が痛くなり、場合によっては後頭部の上部も痛くなる。 その時の状態にもよるが、側頭部においても痛い場合がある。 ◎ディープダイビングで酸素過剰に陥った場合、意識して呼吸を止め、体温の上昇を確認しなければならない。酸素中毒でも頭痛が起きます。
上の表は酸素が少なくなった場合を表したものだが、逆を言えば、その分だけ二酸化炭素CO2が増えている状態の症状を表している。 10〜6 10〜6の持続またはそれ以下 70〜45 45以下 40〜20 20以下 74〜33 33以下 意識不明、中枢神経障害、麻痺、チアノーゼ 昏睡→呼吸緩除→呼吸停止→6〜8分後心臓停止 酸素濃度が16〜12と言うと、肺内の二酸化炭素濃度は4〜8%となりかなりの濃度となっているが、体温の上昇と共に血液を冷やす為の酸素を取り込む為に呼吸数が著しく増える。 どちらも風邪を引いた状態になるので、体表面と腹部を冷やさないようにする事が大事である。 その時の状態により、風邪薬と栄養剤服用が必要な場合がある。 3.ダイビング以外の頭痛(一般的な頭痛なのだが、ダイビングでも起きる) A.血管拡張
B.精神・筋の緊張
C.牽引性
D.炎症性 E.神経痛 F.関連痛 G.心因性 4.頭痛と減圧症 頭痛関連の減圧症を考えて見た場合、脳型の脳神経から来る減圧性頭痛と、細静脈での血管閉塞性減圧症だ。 この内、副神経(第11脳神経)で起きる首筋や首回り及び僧帽筋に痛みや重苦しさ、圧迫感が起きる。また、体温の上がる時に前述の症状が顕著に現れる。 細静脈での閉塞性減圧症では、運動等で血圧が上がって来ると、その血流量に耐え切れずに細静脈が拡張して片頭痛が起きて来る。 減圧症としてはU型の脳型減圧症に属し、軽い方であり、医療用高気圧チャンバーでも治っている。 しかし、治らない方も多くいる様だが、【減圧症自己治癒潜水法】では完全完治する。ただし、別にこの方法を勧めるつもりでは無いので誤解無き様にお願いしたい。 この減圧性頭痛も自然な治癒性は無く、一生付き合わなければいけないが、太ったりして血圧が高めになると耐えがたい圧痛と肩こりで困る様だ。
自然治癒法が無いとされて来たが、血中アンモニアの生体恒常性に異常が疑われる。高アンモニア血症的症状がある場合、菜食やヨーグルト、ラクトロース(ラクツルース)配合食品等で腸管(小腸、大腸)内のアンモニア産生の低減を勧める。 脳神経関係は減圧症の項にも詳しく書いてあります。 Ff.緊急浮上 (要注意/要練習です)(目線は全て水面
の完全気道開放) 緊急浮上には二つの問題点が有るが、この二つの問題点を考え、より安全とされる緊急の浮上法を考えて見よう。(下記文章説明に重複あり) A.息の吐き過ぎによって起きる吸気欲求からの恐怖感や気持ち悪さ、及びシャローウォーターブラックアウト(浅海性失神)での窒息や溺水。 あ音、お音等の発声によって息の吐き過ぎから起きる物で、無音や単発発声のポ/ホ音で浮上するが、気道の開放に集中して無音の方が、より安全に浮上出来る。 単発発声のポ/ホ音の行い方は口をおちょぼ口にして突き出し、ポッ又はホッと軽く息を吐く動作となる。(意識的に強く吐かない事) 完全に気道開放をしている事の確認 ! B.浮上中に気道の閉塞(正面から下を向く)を起す様な動作や中途半端な目線の位置での気道閉塞によって肺への膨張負荷による肺破裂(エアエンボリズム)や肺損傷。 緊急の浮上時は気道の完全開放が必要であり、斜め上や正面、下を見た時に気道の閉塞や半閉塞によって肺膨張による負荷が掛かってしまう為に危険である。要練習です。 中途半端な緊急浮上によって肺胞への負荷による肺損傷やエアエンボリズム(空気塞栓症)を起す可能性がある。 潜水終了後にエア切れ等でのこの様な中途半端な緊急浮上をした場合、肺損傷やエアエンボリズム(空気閉塞症)を起さなくても、U型減圧症の誘発を起す場合が有る。 ◎緊急浮上には3〜4通りのスタイルがあります。 レギュレーターをくわえたままでキックをしながらゆっくりと浮上。 この浮上法は潜水艦の脱出の為に考えられたものです。 目線は水面を見、気道を確保した状態で浮上をするのですが浮上に際しての注意点は1.と同じでは有るが、なぜレギをくわえていないのか等の点で説明いたしますと、まずスピード的には18m〜24m/分のスピードで浮上する為にデマンドバルブやダイヤフラムを押してしまい、エアのソース元を使い切ってしまう為で、苦しい場合に吸うのはかまわない。 また、セカンドステージのフェイスによる水の抵抗や、くわえているが故によそ見をしてしまう等がある。 ここでの考えは水中に於いては極力吸わない様にして浮上し水面での残圧使用の対策としてである。 現在ではBCを装着をしていますので浮上スピードの調整が必要とし、熟練がいります。 この方法は全ての浮上操作をBCによりコントロール致します。 要注意であり、十分なる練習が必要です。 BCによるスピード調整による浮上法で有り、習得すると浮上と潜降が自在となる。 注意事項
水面に到達する迄に
、あ・お音発声による息の吐き過ぎによる呼吸困難となり意識の喪失が起きる場合があり、かなりの練習を必要とします。 水深が浅い場合にはあ音、お音の発声においては問題がありませんが、より水深が深い場合は「あ」と「お」音の口の開きで水面を見ながらの浮上となるが、発声はしない。納得するまで練習をされたい。 水面に達した場合は、すぐさまに浮力の確保を取らなければなりません。 最近ではダイブコンピュータの浮上スピード表示があるので有り難いが、出来うる限り体感でのスピードを覚えて頂きたいですね。 また、緊急浮上によって、減圧症やエアエンボリズムになるといった間違った発言がある。 斜め浮上の時だけあ〜お〜の音発声をし、垂直浮上では音発声をしない浮上法に切り替えます。 つまり、気道の開放だけで肺内での膨張分は排出される事を身を持って覚えなければいけません。 緊急時の事を考えてもう一度レギュレーターの機能を検証してみましょう。
陸上に於いての圧変化 1st→中圧ホースへ タンク190気圧、100気圧、50気圧でも→8気圧へ
水中での圧変化は つまり、水中では周囲圧+吸引圧の関係が有る。とすると50mでは8+6=14気圧にもなる。 より深い水深では中圧ホースの耐圧(パンクする)が大丈夫かと心配するが、ホースの外側にも周囲圧力が掛かり、無視される。 レギュレーターの1stには2つのピストンタイプが有り、多少では有るが性能で違いが有る。 2ndにはアップストリームタイプ、ダウンストリームタイプが有り、ダイヤフラムとの組み合わせによって呼吸抵抗を微妙に調整している。 スタンダードピストンは徐々に渋くなり、搾り出さないと吸えない感じ。 この時、タンク内と中圧ホース内の圧力はどうなっているのだろう。 +5気圧で有ってもゲージは0気圧を指している。また、50気圧有るとゲージが指していても実際は45気圧しか無い事となってしまうので、予想以上に早くエア切れを起こす。 ここでの±5気圧で考え方を正しておかなければいけない様だ。 +5気圧でゲージ0表示で有れば予備空気槽が有るのと同じである。しかし、+5気圧だと吸える? 残圧ゲージは1stに直接取り付けてタンク内圧をゲージ表示しているので、ゲージが0とすると10リットルのタンクではタンク内容量分の10リットルの空気しか無い事となる。 ゲージ圧が完全に0で有れば吸うのは不可能である事を知らなければいけない。 上記の部分で述べているが、中圧ホース内の圧力を考えて頂きたい。 呼吸抵抗が無い様に8気圧+その周囲圧となっているが、30mでの呼吸抵抗の変化、つまり呼吸抵抗が急激に増えた事でエア切れではと感じているのだが、この時の残圧は計算上12気圧を割り込んだ事で呼吸抵抗が増えて行く。この部分に1stの機能分岐点が有る。 バランスピストンはタンク内圧が下がると流量を増やし呼吸抵抗が起きない構造となっており、スタンダードピストンは12気圧から徐々に渋くなって行く。 では、この時の残圧ゲージを確認すると10〜12気圧辺りを指している筈である。 では、エアが無いと感じた時の実際のタンク内空気量はタンク10リットル、10気圧として計算すると100リットル有る事になる。 しかし、水深に於ける絶対圧の為、これを割らなければならず30m4気圧=25リットルの分が有り、1分間25リットル消費の方で有れば1分間の余裕が有る事となる。 で、更に20mの所まで浮上すると残り75リットル÷3=25リットルとなり、5〜3mの所での安全停止をしなければ水面まで9m/毎分以下での浮上が可能となる。(実際は100リットルの内90リットルしか吸えない) ここで、気が付いた方もいるだろう。全てのタンク内空気量を計算しているので、最終的にはタンク内圧、中圧ホース内圧は0気圧となるが、吸えるだろうかと言う疑問が残る。 バランスピストンタイプの吸い方はストローでコップの中の少ない水をすする感じで吸い、時折強弱を持たして震わす様にして吸引する。(要練習が必要) スタンダードピストンの場合はストローでコップの中の少ない水をすする感じで吸う。 色々述べて来たが、実質タンク内が0気圧にはならない設計となっているので、基本的には緊急浮上を可能としている。有る程度浮上すれば空気が来ると言うのは正解で、8気圧+水深差圧分で空気が吸える様になる。 問題はレギュレーターの機能上の使い方を知って貰いたいと思うが、現在のマニアルには何処にも書いていない。 最後に、この様な緊急スイミングアセントを行うと水面での浮力確保が問題となる。 慌てて浮上し、呼吸する為のタンクからの供給源である空気も底を付くとBCへの給気が出来ない? とすると・・・。 まず、体を水平にして浮力を確保し、落ち着いてレギュレーターをはずし、口から大気の空気を吸う。 この時、試しにBCのパワーインフレーターのインレット給気ボタン(給気ボタンは押しっぱなし!!)を押して、浮力が確保出来るか確認をする。 浮力の確保が出来れば良いが、出来ないと踏んだ時は即座にウエイトベルトを捨てるべきで有る。 これは、オーラルインフレーションでBCへと空気を送れない場合で有る。
この左のグラフは1分間での浮上スピードを表す。 左は1993年2月以降のUS NAVYの物で有り、右はそれ 以前に使っていた物である。 上の図を説明すると、あ音で20秒、お音で25秒の連続 音発声浮上で有り、ポコポコ音は40秒、ポッポッ音は50秒、 ポ又はポッ(ホやホッでも良い)の口の形での無音での浮上 時の我慢出来る時間は60秒となる。 口の形をポやポッの形で無音発声なら、かなりの時間を我慢出来る事が分かるだろうか! 目線を水面から若干後ろにのけぞる感じで気道を開放し 浮上するが、必要以上に音(あ・お)発声をしてしまうと、水面に到達するまで息が続かずに窒息するか、シャロー
ウォーターブラックアウト現象を引き起こす。
窒息・溺水からの生還のプロセス→→→ 高度レスキュー法も参照して下さい。
故に、緊急浮上は正確にその方法をマスターしなければならない。 1.必要以上に息を吐かない事.(吐いた結果、低酸素による吐き気や頭痛、最悪は失神) 2.意識的に息を止めず、息を吐きたいと思ったら水面を確認し、気道の確保をする事. 3.周囲状況、距離間隔の認知をする。海底と水面、バディと自分の位置の確認. 4.完全気道確保していれば、18m以上のスピード浮上でも大丈夫だが、普段からの緊急浮上の練習が不可欠! 5.必要以上のオーバーキックは乳酸の発生で起こる換気亢進を引き起こす!
CO2の呼出不全から起きる呼吸困難及び心拍数増大.(パニック、吐き気、最悪は失神)
過去、プロの潜水士等は色々なトラブル、例えばエア切れや減圧停止必要時でのエア切れ時に生命保全の為の緊急回避緊急浮上を行っていたが、当然として減圧症や空気塞栓症(エアエンボリズム)に罹患しない方法を取っていた。それが気道完全開放型の急速浮上であった。 気道の完全開放であれば空気膨張や窒素の急速排出に対して肺への負荷が少ない為、空気塞栓症(エアエンボリズム)は皆無であったが、まれに減圧症への罹患は止む得ないものとしていた。 仮に減圧症が発症しても軽いものであったが、治療せずに度々の減圧症罹患で重篤な症状へと進行する者もいた。 それは、潜水における潜水生理学の知識の皆無にも等しく、変則的変速浮上法を知っていれば重篤にはならずに済んだだろう。 減圧を必要とする潜水を行っていて、エア切れによる緊急的な浮上(減圧の為の再潜水を前提)を必要とした場合、水面に浮上後、空気源を確保して3〜5分以内に再潜水し、減圧をやり直すが、この減圧が潜水生理学上で完全な窒素の減圧とは見なされずに減圧症の発症因子保持者となってしまう。 →減圧症発症因子の低減や消滅には変則的変速浮上法や減圧症自己治癒潜水法、窒素とは何かを知る為に潜水物理学や潜水生理学を覚えるしかない。 参考:The Basics of Diving スキルと知識の窓口
エアエンボリズム(浅海浮上を含む) Gg.セルフレスキュー スキルと知識が身を守る ! ◎自分自身の身を守る為にとは、全ての項目に対して出来ますかとなってしまうが、どこまでが出来れば良いのかが問題となる。 まず、実技面での項目を挙げてみよう。 1.マスクの装着とフィッティングとマスククリアー. 2.フィンの装着とフィッティング及び片足並びに両足でのフィン無し遊泳が出来るかどうか? 3.スノーケルによるクリアー(水の排出、完全排出)が出来るかどうか? 4.BCジャケットやハーネス等のフィッティングが出来ているかどうか? 5.レギュレーターのクリアーが出来るか又オクトパスをうまく使えるか? 6.BCのコントロール(中性浮力)が出来るか? 7.スキンダイビングの様に息ごらえ(呼吸を暫くの間止める)が出来るかどうか? 上記の様にスキンダイブでの訓練項目が4つあり、スクーバでは3つの項目があります。 では精神面ではどうであろうか? 1.水に顔や頭をつけられますか? この他にも水の中から何か出て来るんではないかや、水底に海藻や釣り糸があって足に絡んで溺れそうなどの想像。 精神面ではカウンセリングや、実技を伴った水に対しての遊び方や、呼吸の仕方等を指導してもらう。 ダイビングにおいての知識面ではマスククリアー、耳抜き、レギューレータークリアー等全てに対しての問題となるが、特に気になる事を上げると・・・。 耳が抜けずらい、呼吸が苦しい、エントリーが怖い、エンボや減圧症になるのではないか等の不安をいつも抱いている。 嫌気性代謝での乳酸発生がもたらす危険性の熟知、オーバーキック・ワークでの問題点. 知識面においては確実な情報と知識を学び、不安要因となる項目は納得するまで良く習う。 いずれにしても自分自身を助ける事が出来ない方は、他人を助けようとは思わない事です。
◎プロテックスジャパン
レスキュー1(Expert_rescue diver セルフレスキュー編)
プロテックスジャパン
レスキュー2(Grand rescue diver 水中蘇生法)
◎今まで出来無いとしてきた水中・水面対処のダイビングレスキュー法が確立し、完成しました。 参照 ストレスと脳
パニックの心理 めまいや呼吸、酸素中毒、窒素良い他の原因多数。 【「スキューバダイバー」 自分の身を守る為の予備知識】
全体に目を通して下さい(*^_^*) Hh.窒息・溺水からの生還のプロセス→→→ 高度レスキュー法 クラブリーダー、ガイド、準指導員、指導員等の引率者必見のレスキュー法です。 水中・水面に於いて、肺からの水の排出と換気の必要性. 【窒息・溺水からの生還とプロセス】
pdfファイル お読み下さい。 1)窒息と溺水とは
1-A
ダイビングでのレスキューダイバーは必見です。 2)肺からの水の排出
1-B
3)実技イントロデュース 1-C ◎この高度化されたレスキュー法はテクニカルダイビング(外付けレギでのミックスガス環境)に於いてのレスキュー法として最適です。ただし、リブリーサー環境においては難が有りますが、付属のベイルアウト用レギで有れば可能です。 ◎窒息によって肺及び気道から白い泡及びピンク色の泡の排出が見られるが、空気の送気によって息を吹き返す事が可能である。 ◎尚、緊急浮上時に排気する空気が無くなる事による窒息及び10m以深からの浮上時に浮上につれ浅水深での酸素不足を生じてシャローウォーターブラックアウト現象での窒息を引き起こす事に注意されたい。 ◎緊急浮上等をした際に上述の窒息状態を起こし、口から泡等を吹くとエアエンボリズムと間違う場合が有るが、これも正確な緊急浮上法での気道開放状態の維持を習得する事でエアエンボリズム等に罹患する事を防ぐ事が出来る。 ◎ここで言う気道開放状態とは緊急での浮上に対し、エアエンボリズムや減圧症罹患を低減する役割が有る。 昨今に於いて緊急浮上の訓練をしない、又は簡単にする傾向に有るが、この事による浮上スピード無視による減圧症の発症の増大や、緊急浮上での失敗による窒息によって溺れるダイバーと、無知識の為の低酸素症(シャローウォーターブラックアウト)による溺れ・失神・窒息が増えている事も事実だ。 浅海性低酸素症(シャローウォーターブラックアウト)はスキンダイバー(素潜り)だけが起すものではない。 筆者は怒っている(ーー;) 最近のO/W講習に於いて、バディブリージングや緊急浮上の不必要性を唱える指導員諸氏が居る事だ。 緊急浮上の練習に於いて、頭が痛い、気持ちが悪くなる、吐き気を催す等が起きる場合、大概は息の吐き過ぎが原因であるが、これは意識的にあ音やお音を発する事での息の吐き過ぎとなっている。 ただし、既にT型僧帽筋減圧症(肩や首周りの違和感や圧痛)や脳メニエール型減圧症(急変圧によるめまい、吐き気、息苦しい)に罹患して居る場合は緊急浮上の練習は大変に辛いものがある為、減圧症の治療をした後に練習をして頂きたい。 改めて緊急浮上法の重要性に気付き、正確に覚えて頂きたい。 浮上中のエアエンボリズム、圧傷害、減圧症の罹患低減及びダイバーの生還の為の必須スキルだ。 改めてレスキューダイバーを考えてみよう !
1.垂直スイミングアセント
の4種類です。
この方法に大深度/高深度潜水に於ける 5.複合型BCコントロールボイアントアセントをマスターし、気道完全開放ポジションを合わせる事で、緊急時のエアエンボリズム回避や減圧症回避に有効です。 理由は水深5m以浅でないとこの方法は行えません。また、これ以上の深い水深で行おうとした時、窒息や溺水を誘発する為、奨励出来ません。安全な垂直浮上法をお勧め致します。
一般レスキューとは違い、実戦(実務・実践)レスキューです。
レスキュー2編(グランドレスキューダイバー) 高深度からの浮上中及び水面の移動中で有っても、人工呼吸を可能とします。心肺蘇生に対しても適切に処置が可能と成ります。 例えば、水中に於いて溺者の肺や口の中の水の吐き出しが行なえ、呼吸停止者への人工呼吸を行い、心停止者の場合は心肺機能改善の対処も行なう事が可能と成ります。
参考 ◎プロテックスジャパン レスキュー1(Expert_rescue
diver セルフレスキュー編)
プロテックスジャパン
レスキュー2(Grand rescue diver 水中蘇生法) 海難・ダイビングレスキュー法、革新のダイビングレスキュー法案内. Ii.ダイバーズマナー ◎どんな事をダイビングにおいてのマナーと言うんだろうか? 1.プールにおいてはエントリー及びスノーケルクリアーでの水を人に掛からないように注意を払う。 2.海洋においてはビーチやボートダイビング時、まずエキジットの方が優先となり、例えば潜降・浮上のロープでは浮上中のダイバーが優先となります。 ボートでの相乗りの場合は挨拶は勿論の事でお互いにかばい合い、エントリー・エキジットの時はサポートし合う。 お互いに相手をかばい合い助け合うことで融和が生まれます。 3.水中に於いてはフィンで相手を蹴ってはいけないし、また、進路の妨害をしてはならない。
【「スキューバダイバー」自分の身を守る為の予備知識】
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