スントのカタログで見られる図を参考に、あえて考察して見ました。何気無しに見ている図にも矛盾があるのですが、さらっと見て気がつかない方が多い為、数字を示して順に直してみる事としました。
仮に、下記の図が減圧表示をしていたとしても驚くものではなく、見ている中のどの位の方が関心を持つかによって、この表示された図の価値とマルチレベルとは何かが解る様になります。
潜水のパターンにはモノレベルとマルチレベルとがあるが・・・
モノレベルの場合、潜水時間(潜降より離底まで)と浮上時間の2種類に分かれており、減圧停止等が発生した場合は別として計算する。
マルチレベルの場合の考え方では、潜水時間(潜降より確定の浮上点まで)と、浮上時間では8m以浅からを見る場合と、最初の減圧点までとする場合があり、通常、一般的には水深5m以浅での安全停止以降と捉える場合もある。
また、最大水深点までを潜水時間として捉え、それ以降を浮上時間として見る事は出来るが、一つだけ条件があって、常に浮上し続ける事が確定規則としてあり、途中で水平横移動の時間が長い場合や、再び深い水深へ下りた場合、潜水時間へと繰り入れられるのだ。
ダイブコンピュータを使っている場合、結果として、この様な浮上時での確定規則を破ると、途中から減圧モードへと入る場合があるが、その後に規則正しく浮上を開始すると計算しなおされて減圧モードは解除される。ただし、数度(3度以上)繰り返すと、強制浮上モードとなり、指定する停止点へ移動しないとエラーモードとなって浮上モード(ダイコンモード停止)しか表示しなくなる。
減圧停止モードを無視して浮上した場合、5分以内に減圧停止点へ戻らなければ、やはり、エラーモードとなる。
一度、エラーモードが発令されると、内部に残る残留窒素が消えるまで正常なモードへとは戻らない。時間にして24時間から72時間位とされる。
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