ダイビングコンピュータ検証

Suunto Core All Black
Suunto Core Brack
Suunto Vitec D5
Suunto Vytec
Suunto Zoop
Suunto Zoop

Suunto 残留窒素色相図

ここでは、スント(SUUNTO)のダイブコンピュータのテーブルを基本として潜水プロファイル(profile)から残留窒素を計算し、各組織ごとの色分けグラフを表示しています。正確には、ソリューションα(アルファ)のテーブルとダイブメモリーズのアクティブプランナーを使った潜水パターンや減圧モード及び急浮上でのリスク、更には減圧症発症等を検証しているのです。

【減圧症自己治癒潜水法】、【残留窒素低減変速浮上法】での潜水パターンや残留窒素推移グラフはこの様にして検証し、完成されました(*^^)v

減圧症に掛かってしまった。 掛かっているのでは ? 掛かっているようで不安 !! 手足が痺れるし、変な痛みもある。 関節が腫れぼったい! 体温が上がると首や肩周りが重たい!  減圧症の治療を病院で受けたが、体調が悪いし治っていない。 等々、心配な方の相談を受けています。 一般的に、治療後の半年及び1年間潜らず体調の様子を見て下さい。と言われた方や、その後、潜水して減圧症を再発してしまった方達です。 潜水性無菌性骨壊死になってしまい、途方に暮れている方も含みます(^^ゞ

相談したい方は、減圧症に掛ったと思われる前後の潜水プロファイル(profile)、及び、冷りハット的なダイビングを行った時の潜水プロファイル(profile)や、通常の潜水パターンをメールにてお送り下さい。(15秒〜1分単位での水深の推移数値又はグラフ表示)
送って頂いたデータの解析と、意見書を後日返送致します。

可能であれば・・・【減圧症自己治癒潜水法】・【無菌性骨壊死自己治癒潜水法】を使って、減圧症全般・軽度無菌性骨壊死罹患前の体に戻す為のお手伝いを致します。

勉強するだけで良いと言う方は(*^_^*)

プロテックスジャパン スクーバワールド ダイビング学全般を網羅しています。

最新ダイビングレスキュー法(全水中・水面蘇生法/超安全引き揚げ浮上法)

スントのカタログで見られる図を参考に、あえて考察して見ました。何気無しに見ている図にも矛盾があるのですが、さらっと見て気がつかない方が多い為、数字を示して順に直してみる事としました。

仮に、下記の図が減圧表示をしていたとしても驚くものではなく、見ている中のどの位の方が関心を持つかによって、この表示された図の価値とマルチレベルとは何かが解る様になります。

潜水のパターンにはモノレベルとマルチレベルとがあるが・・・

モノレベルの場合、潜水時間(潜降より離底まで)と浮上時間の2種類に分かれており、減圧停止等が発生した場合は別として計算する。

マルチレベルの場合の考え方では、潜水時間(潜降より確定の浮上点まで)と、浮上時間では8m以浅からを見る場合と、最初の減圧点までとする場合があり、通常、一般的には水深5m以浅での安全停止以降と捉える場合もある。

また、最大水深点までを潜水時間として捉え、それ以降を浮上時間として見る事は出来るが、一つだけ条件があって、常に浮上し続ける事が確定規則としてあり、途中で水平横移動の時間が長い場合や、再び深い水深へ下りた場合、潜水時間へと繰り入れられるのだ。

ダイブコンピュータを使っている場合、結果として、この様な浮上時での確定規則を破ると、途中から減圧モードへと入る場合があるが、その後に規則正しく浮上を開始すると計算しなおされて減圧モードは解除される。ただし、数度(3度以上)繰り返すと、強制浮上モードとなり、指定する停止点へ移動しないとエラーモードとなって浮上モード(ダイコンモード停止)しか表示しなくなる。

減圧停止モードを無視して浮上した場合、5分以内に減圧停止点へ戻らなければ、やはり、エラーモードとなる。

一度、エラーモードが発令されると、内部に残る残留窒素が消えるまで正常なモードへとは戻らない。時間にして24時間から72時間位とされる。





スント関係のカタログ等で見た事が有ると思いますが、左の図のプロファイルで検証して見ました。


ステージ1 33m/15分

ステージ2 18m/25分

ステージ3 12m/20分

このダイブプログラムで実際の残留窒素を表示して見ると・・・

ダイブコンビュータプログラムテーブルはスント社のソリューションα版.

グラフ表示はダイブメモリーズのアクティブプランナー(非売品)で行いました。

ダイブモードはA0モードです。

アクティブプランナー
とは、あらゆるシミュレーションダイブが表示出来、且つ残留窒素の推移を時間経過と共に見る事が可能で、減圧症に掛からない潜水行動の作成、インターバル時間の設定等が行えます。
 アクティブプランナーにて1分単位で作成致しました。


ステージ1 33m/15分

ステージ2 18m/25分

ステージ3 12m/20分

潜水時間 60分

12mからの浮上時間3分として検証して見ると・・・何と減圧モードへ一直線でした。

丸いピンクの部分は33mからの浮上時に減圧モードへ !!

 四角いピンクの部分は18m、潜水開始から30分で減圧モードへ


      実際の潜水プロファイル




減圧停止を3mで行い、ダイブコンビュータのDeco表示を消したとすると・・・5分から6分で解除され水面へと浮上した。


潜水時間は凡そ60分、減圧時間と浮上時間でトータル71分に。

さすがにタンク1本ではしんどい様です(+_+)





では、早速ダイブメモリーズのアクティブプランナーで直して見ると

問題となる四角いピンク側を直して見ると・・・

ステージ1 33m/15分

ステージ2 18m/15分

ステージ3 12m/15分

安全な浮上として12mから水面まで10分

潜水時間 45分

浮上時間 10分

トータル時間 55分 ?  (^_^;)









左の図では更に修正して・・・

丸いピンク色の部分を正常にすると・・・、ステージ1の潜水時間を3分減らすとDeco(減圧)モードは解消(*^_^*)

ステージ1 33m/12分

ステージ2 18m/18分

ステージ3 12m/15分

安全な浮上として12mから水面まで10分

潜水時間 45分
浮上時間 10分

トータル時間 55分




更に興味のある方は「 スキューバダイバー」自分の身を守る為の予備知識内のダイブコンビュータや減圧症の項、高所移動、マルチレベルダイビング等も掲載してあります。

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